GP2009危機対応実践力養成プログラム 1.17KOBEに灯りを in ながた


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危機対応実践力養成プログラム

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活動

「1.17KOBEに灯りを in ながた」

 平成22年1月17日、阪神・淡路大震災発生から15周年のこの日、神戸市長田区において、イベント「1.17KOBEに灯りをinながた」が開催されました。

 当日は天候にも恵まれ、多くの方々にご来場いただきましたが、神戸常盤大学からは教職員、自治会とボランティアセンターの各学生が参加しました。ボランティアセンターからは15名の学生が参加して豚汁の炊き出しを行い、ご好評をいただきましたが、食材の買い出しから機材のセッティング、一度にたくさんの調理を行うなど、炊き出しの準備や実際の配膳、配膳時のコミュニケーションは多くの学生にとって初めての経験であり、とても良い学びの場となりました。これからもボランティアセンターを中心に機会があるごとに炊き出しのイベントを開催していく予定です。

IMG_1021.JPG炊き出しの準備の様子です。IMG_1259.JPGボランティアが作ったろうそくに参加者が点火。IMG_1376.JPG「1.17 ながた」の文字が完成しました。P1010496.JPG炊き出しが始まると長い行列ができました。


~1.17KOBEに灯りをinながたへの参画について~

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災、その犠牲者の追悼と復興への願いを市民が1つするために「1.17KOBEに灯りをinながた」は市民活動を行うさまざまな団体で実行委員会を結成し、97年に初めて開催された。

月日をへて、運営の形式や行事の内容も変化もしてきたが、開催にあたって掲げた追悼と復興への願いなどは変わらず大切にされている。これは、言い換えると「変わらぬ思いを伝えるために敢えて変わっていこうとしている」ということ、神戸常盤ボランティアセンターはちょうどそんな時期に発足を迎えた。

学生世代の若者に追悼と復興への思いを知ってほしい。防災や減災への取り組みが自分の傍らにあることを知ってほしい。そんな実行委員会の思いと学生の地域への熱い視線がうまくフィットしたのが今回の「炊き出しコーナー」の運営だった。学生たちにとって炊き出しを作る(屋外での大量調理)技術だけではなく、来場者へのアナウンスやチームとしての団体行動、社会との関わりなど学生の学びの場面は多彩で、その多くが危機対応能力の向上へと繋がっている。そして、その学びを伴うボランティア活動が結果として犠牲者の家族への心の支えに繋がっている。